2006-12-02

A legend in memory・・・その1

 

今日、ハーレー仲間のSK氏(御師匠様)と電話していて蘇った伝説・・・。

共通の友人のA社長。(もう星になっちゃったケド尊敬している人の一人です…)

A社長はとにかくハチャメチャだったケド、人間的に温かく商才に優れた人でした・・・( ある意味 )

ある日、A社長のお店でいつもの様にコーヒーを飲んで遊んでいると・・・

店のカウンターでA社長とお客さんが商談中・・・

おもむろに電卓をはじくA社長(※注1)。

で、いよいよ電卓運動で指先のウォーミングアップが完了した所で・・・

メモ紙に概算金額を書き込みお客さんへ・・・

そのメモを見たお客さんは・・・

“はぁ~、結構高くなっちゃいますねェ~”

A社長は、そこですかさず電卓をはじく(※注2)。

で一言・・・

よぉ~し分かった!!

これとこれとこれ、3割引く!!

全部合わせりゃ9割引きダヨ!!!

欲しくて欲しくて堪らないお客さんはなんと、

“いいんですか?ありがとうございます!社長!”

とか言っちゃうし・・・。

店内にいて、こんなやり取りを見て・聞いてコーヒーを噴出しそうになったり、

咥えたタバコを吹っ飛ばしそうになったのは、一度や二度ではなく・・・

日常のよくあるお店の風景でした・・・

みなA社長の前では催眠術にでもかかったようにクレジットの申込用紙を記入していました・・・

電卓を持つ前にA社長の頭の中で金額はすっかり出ているのです・・・

3つの商品をそれぞれ3割引する・・・

それを合わせて9割引きって・・・

強引すぎる・・・

4つ買ったら、120%オフ? キャッシュバック?? 

でも、そんなA社長が亡くなった時は心底寂しかったデス・・・

その時葬儀等を全面的に取り仕切っていたのがSK氏( 御師匠様 )で・・・

最後の別れの時も、じっと空を見ていたのが今も記憶に残ってマス・・・

何年か経った今、ようやくA社長の伝説を電話で笑って話せる時が来た様に思いマス・・・

A社長の伝説はまだまだ沢山あるのデスガ・・・

※注1;実は何も計算なんかしてません。指の運動なんです。飲み屋の
お姉ちゃんの携帯番号とか誕生日を打ち込んでるんです。たいがい。

※注2;同じく何も計算してませんが、このような場面では、時折指を止め
ウ~ンとか唸る高度な技を出したりして、我々を噴出さずにはいられない
状態まで追い詰めます。またお客さんは緊迫した表情でA社長を見守り
ます・・・。(何も知らずに)

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